外科より後期臨床研修希望者へメッセージ
研修概要
初期研修修了後を対象に、外科医としての基礎形成を目的とした教育プログラムです。心臓血管外科もローテートを考慮しますが、専門家養成は各科専門レジデントコースで行います。
当院は日本外科学会の外科専門医制度修練施設であり、研修修了時までには外科学会専門医の資格をクリアするに十分な症例を経験可能です。希望者には消化器内科との合同の研修も考えています。
カンファランスなど
病棟では各チームが独自に受け持ち患者さまについて診断や治療方針に関するカンファランスを適宜行い、臨床に反映します。週1回の外科内科合同カンファランス(主に術前)においてプレゼンテーションを行い、ディスカッションを通じて診断・治療に関する知識と理論を鍛えます。
また、週1回の外科のみのカンファランス(いわゆるカルテ回診)を行い、再度のフィードバックを受けます。
他に、各科ローテート中および乳腺係担当中には当該科のカンファランスに参加します。
外来診療
外科外来で午前中の外来枠を担当し、初診および再診の外来臨床を経験します。
検査手技
内視鏡、胃大腸透視、超音波検査の見学および術者。
2年次以降は大腸内視鏡、PTCDやERCPの見学および術者を経験します。
手術経験
一般外科を中心に、乳腺外科、肺外科、小児外科のなどを年間200から300症例を、主に術者として経験します。
また、鏡視下手術も的確に行えるように経験します。
学会活動など
外科学会専門医の資格を取るため、修練を登録し、術者および助手としての症例経験を積みます。
学会活動のためには医局内LANを用いた投稿や文献参照、症例データベース利用が可能となります。
地方会レベルから発表を経験するほか、新しい知見を得るために学会への参加や論文投稿を推奨します。